
動画を視聴していると、いつの間にかギガ(データ通信量)を大量に消費してしまい、月末には速度制限…そんな経験はありませんか?
この記事では、YouTubeの視聴にかかる通信量の目安を分かりやすく解説し、なるべくギガを使わずに楽しむための節約術も併せて紹介します。Wi-Fiがない環境でも安心して動画を楽しむためのポイントも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
YouTubeの視聴で発生するデータ通信量
YouTubeの動画視聴は、画質によって通信量が大きく変わることをご存じでしょうか? 高画質で視聴すればするほど、多くのギガ(データ通信量)を消費します。
現在YouTubeの動画では、以下6種類から画質を選択可能です。
- 8K 4320p(一部端末でのみ使用可能)
- 4K UHD
- HD 1080p
- HD720p
- SD 480p
- SD 360p
ここでは、「高画質」にあたる8K 4320p、4K UHD、HD 1080p、「中画質」にあたるHD720p、「低画質」にあたるSD 480pやSD 360pでYouTubeを再生したときに消費する、おおよそのギガについて解説していきます。
高画質で再生した場合
画質/時間 | 30分 | 1時間 |
8K 4320p | 約8.5GB | 約17GB |
4K UHD | 約4.4GB | 約8.8GB |
HD 1080p | 約1.1GB | 約2.2GB |
4K UHDでは、30分再生するだけでも約4.4GB、1時間なら約8.8GBものギガを消費します。低容量のスマートフォンのプランを契約している場合だと、高画質では30分再生しただけでもデータ上限に達してしまう可能性があります。
中画質で再生した場合
画質/時間 | 30分 | 1時間 |
HD720p | 約0.5GB | 約1.1GB |
中画質のHD720pで動画を再生すると、30分で約0.5GB、1時間で約1.1GBのギガを消費します。
低画質で再生した場合
画質/時間 | 30分 | 1時間 |
SD 480p | 約0.2GB | 約0.4GB |
SD 360p | 約0.2GB | 約0.3GB |
低画質のSD 480pで再生すると、30分で約0.2GB、1時間で約0.4GBのギガを消費します。中画質のHD720pと比べると半分以下のギガ消費で済むため、多少画質が悪くてもギガを節約したいときにはおすすめの画質設定です。
データ通信量を確認する方法をデバイス別に解説
実際に1カ月でどれだけギガを使っているのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、iPhoneとAndroid別に、データ通信量の確認方法を解説します。
iPhoneから確認する
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 下にスクロールしてモバイルデータ通信の「現在までの合計」を確認
設定のモバイル通信画面から確認できるギガの合計は、自動的にリセットされないため、正確に1カ月の合計を確認したい場合は毎月の利用開始日に手動でリセットしておくと便利です。設定のモバイル通信画面の一番下にある「統計情報をリセット」からリセットできます。
Androidから確認する
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」の「データ使容量」へ進む
Android端末は、機種によってメニューの名称が若干異なることがありますが、おおむね同じ手順となります。
契約している携帯会社のマイページから確認する
どれだけギガを消費しているのか確認するには、契約している携帯会社のマイページから調べる方法もあります。マイページにログインすると、画面の目立つ場所に「データ量」や「データ・料金」のようなボタンがあるので、そこから確認しましょう。
さらに、各携帯会社では、毎月のギガの残量や料金を確認できる無料アプリもあります。App StoreやGooglePlayからダウンロードしておくと、手軽に消費したギガを確認できて便利です。
ギガ(データ通信量)を節約してYouTubeを視聴する5つの方法

ギガを節約してYouTubeを視聴するには、以下の5つの方法があります。
- 動画の画質を変更する
- データセーバーモードを利用する
- 自動再生機能をオフにする
- Wi-Fi環境下だけ再生できるよう設定する
- オフライン再生(ダウンロード)を利用する
動画の画質を変更する
YouTubeでは再生する画質によって通信量が大きく異なります。高画質は映像がきれいな反面、データ消費が非常に激しいのが特徴です。ギガを節約したい場合は、動画の画質を手動で低く設定するのが効果的です。
YouTubeの画質を手動で変更する方法
- スマートフォンの場合、動画右上のメニュー(歯車アイコン)から「画質」をタップ
- 低画質にあたる「SD 480p」または「SD 360p」を選択
画質を意識して視聴するだけで、1回あたりのデータ使容量を大幅にカットできます。例えば、HD1080pの高画質で動画を視聴すると、30分で約1.1GBも消費します。対して、低画質のSD480pなら約0.2GBで済みます。HD1080pからSD480pに変更するだけで、5分の1のギガ消費で済むわけです。
データセーバーモードを利用する
YouTubeアプリには、動画の画質や読み込みを自動で最適化してくれる「データセーバーモード」が搭載されています。このモードをオンにすると、画質が自動的に下がり、動画の読み込み速度も抑えられるため、通信量の無駄を防げます。
データセーバーを設定しておけば、毎回動画を選ぶたびに低画質を選ばなくても自動で低画質で再生できるため便利です。スマートフォンで低容量プランを契約している方や、いつも月末にギガが足りなくなる方は、「データセーバー」の設定をオンにしておくことをおすすめします。
- YouTubeアプリの「設定」を開く
- 映像と音声の設定から「動画の画質設定」を選択
- 「モバイルネットワーク接続時」を選択
- 「データセーバー」を選択
「モバイルネットワーク接続時」とは、携帯会社の通信網を使っているときのことで、動画視聴でギガを消費する状態を表します。対して「Wi-Fi接続時」は動画を視聴しても携帯会社のギガを消費しないため、「Wi-Fi接続時」の項目に関してはデータセーバーの設定は不要です。
自動再生機能をオフにする
YouTubeでは、1本の動画が終わると関連動画が自動的に再生される「自動再生」機能があります。一見便利ですが、気づかないうちに何本も動画を再生してしまい、大量の通信量を消費してしまうこともあるため注意が必要です。
自動再生をオン・オフするボタンは、YouTubeの動画を再生しているときに画面右上に出てきます。ここから自動再生をタップしてオン・オフを切り替えることができます。さらに、YouTubeアプリからであれば、以下の方法でも設定が可能です。
- YouTubeアプリの「設定」を開く
- 映像と音声の設定から「再生」を選択
- 「次の動画を自動再生」をオフにする
特に寝落ちやながら視聴が多い方には、必須の設定です。動画が終わった時点で再生が止まるので、無駄なギガを消費するリスクが激減します。
Wi-Fi環境下だけ再生できるよう設定する
絶対にギガを消費したくない場合は、Wi-Fi接続時のみ動画再生が可能になるように設定するのも一つの方法です。スマートフォンの設定画面では、特定のアプリをWi-Fi環境下のみで使えるようにする設定があります。以下では、iPhoneとAndroid別に設定手順を解説します。
iPhoneで設定する手順
- iPhoneの「設定」を開く
- 画面下部の「アプリ」を選択
- アプリ一覧からYouTubeアプリを選択
- 「モバイルデータ通信」の項目をオフにする
Androidで設定する手順
- Androidの「設定」を開く
- 「モバイルデータ通信」を選択
- 「ネットワーク通信を行うアプリ」を選択
- 一覧にあるYouTubeアプリの「モバイルデータ」の項目をオフにする
Android端末は、機種ごとに設定画面の名称が異なる場合があります。上記の手順を読んでも設定が難しい場合は、メーカーの公式サイトなどからご確認ください。
アプリごとのモバイルデータ通信オフの設定は、もちろんYouTubeアプリ以外のギガを抑えたいときにも有効です。この設定をしておけば、誤って外出先でギガを消費してしまう心配がなくなります。
オフライン再生(ダウンロード)を利用する
YouTubeでは、有料のPremium会員に登録することで、さまざまな特典があります。その一つがオフライン再生です。オフライン再生とは、Wi-Fi環境時に好きな動画をダウンロードしておくことで、Wi-Fiが使えない外出先でもギガを消費せずに動画が視聴できる機能です。
ギガを消費しやすい長尺の動画や聞き流しの学習系動画、音楽動画を頻繁に再生する方にとって、オフライン再生はギガの節約に非常に役立つ存在といえます。
ただし、Premium会員は有料登録が必要になるため、課金したくない場合は別の方法を検討しましょう。以下ではPremium会員に登録してオフライン再生する手順を紹介するので、有料課金してもよい方のみ手順のように進めてみてください。
ダウンロードの手順
- ブラウザでYouTube Premiumにアクセスして有料課金登録する
- ダウンロードしたい動画の画面下にある「オフライン」をタップ
- オフラインボタンが青色になればダウンロード完了
オフライン再生の手順
- YouTubeのライブラリをタップ
- オフラインをタップ
- オフライン一覧から動画を選び再生する
オフライン再生は、通勤や通学の時間が長くて、ついつい動画でギガを消費してしまう方や、お昼休憩の間はずっと動画を見ている方におすすめの選択肢です。基本的に1カ月トライアルを開催しているため、気になった場合は無料期間だけ利用してみるのもよいでしょう。
YouTubeでギガ(通信量)がかからない・減らさない視聴方法
YouTubeを長時間視聴する方にとって、ギガをまったく使わずに動画を楽しむ方法があれば理想的ですよね。ここでは、データ通信を一切消費せず、または極力抑えてYouTubeを視聴するための具体的な方法をご紹介します。
モバイル通信下では視聴しないよう設定する
Wi-Fiが使えない環境では、YouTubeを視聴するときにモバイル通信を使用する仕組みのため、どうしてもギガを消費してしまいます。
もしも、ギガを少しでも消費したくないのであれば、モバイル通信自体を完全に遮断し、Wi-Fi環境でのみYouTubeを視聴するしかありません。
スマートフォンの設定では、モバイル通信の利用自体をオフにすることで、まったくギガを消費しない状態にすることが可能です。ここでは、iPhoneとAndroid別に、モバイル通信自体を完全にオフにする設定をご紹介します。
iPhoneの設定
- iPhoneの設定画面を開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「モバイル通信」をオンからオフに切り替える
Androidの設定
- Androidの設定画面を開く
- 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」を選択
- 「モバイルデータ通信」のオンからオフを切り替える
モバイル通信の機能を使えないように設定することで、電話以外の通信ができなくなるため、ギガが減ることはありません。
ただし、モバイル通信をオフにすると、SNSやメールなどの連絡ツールなども使えなくなるため、必要に応じてオンとオフを切り替えて使うことをおすすめします。
YouTubeのデータ通信量を気にせず視聴するならベイコムがおすすめ
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【兵庫エリア】
尼崎市、伊丹市、西宮市、(宝塚市/川西市/神戸市北区の一部)
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