「自宅にいるのにスマートフォンの電波が弱い」「自分だけ通信が遅い気がする」そんな経験はありませんか? リモートワークや動画視聴、オンラインゲームなどで通信が不安定になると、大きなストレスになりますよね。
実は、家の中でスマートフォンの電波が悪くなる原因は、ひとつではありません。建物の構造や周辺環境、利用中の通信回線やスマートフォンの設定など、さまざまな要因が絡み合っていることが多いのです。
この記事では、家でスマートフォンの電波が悪くなる主な原因を分かりやすく解説するとともに、今すぐ試せる改善方法や、自分だけ通信が不安定な場合の対処法まで紹介します。
「なぜか家だけつながりにくい…」という悩みを解消して、スマートフォンが快適に使える環境を整えましょう。
家でスマホの電波が悪いのはなぜ?
自宅でスマートフォンがつながりにくい原因は、大きく分けて「電波状況」「ルーター」「端末」の3つの問題にあります。それぞれを確認することで、改善の糸口が見えてきます。
電波状況の問題
スマートフォンの通信でモバイル通信を行う場合、携帯基地局からの電波を利用しています。そのため、以下のような要因で電波が弱まることがあります。
- 鉄筋コンクリートや厚い壁に遮られている場所にいる
- 窓から遠い位置や地下など、電波が届きにくい場所にいる
- 近くに基地局がない
モバイル通信を使用する場合に建物の構造や立地環境が原因となり、通信の不安定さにつながるケースは少なくありません。
ルーターの問題
Wi-Fiを利用している場合は、ルーター側の不具合や性能不足が原因となり、以下のような要因でスマートフォンの電波が悪くなっているケースもあります。
- ルーターの設置場所が悪く、電波が届きにくい
- 古いルーターを使用しており、最新規格に対応していない
- 同時接続台数が多く、処理が追いついていない
特に長年使っているルーターは、ルーターの経年劣化によって電波が弱まることがあります。
端末の問題
自宅でスマートフォンがつながりにくい場合には、端末側が原因となることもあります。
端末側が原因となる場合、以下のようなケースが考えられます。
- OSやアプリの不具合で通信が不安定になっている
- スマートフォン内部の設定(省電力モードやネットワーク設定)が影響している
- 長期間再起動しておらず、動作が重くなっている
- SIMカードを認識していない
このように、端末側の設定や不具合が影響していることもあるため、ルーターや電波状況と併せて端末側の要因にも目を向けることが重要です。
自分のスマホだけ電波が悪いときの対処法

家族や同じ場所にいる人のスマートフォンは問題ないのに、自分のスマートフォンだけ電波が悪い場合は、端末側のトラブルである可能性が考えられます。以下の対処法を参考に、ひとつずつ試していきましょう。
スマホの再起動
スマートフォンを再起動することで、動作がリセットされ、一時的な不具合や通信エラーが解消されることがあります。
スマートフォンは、アプリやシステムがバックグラウンドで動き続けているため、メモリを圧迫して通信処理が遅くなることがあります。再起動すると不要なキャッシュや一時データがリセットされ、通信処理がスムーズになることがあります。
SIMカードの抜き差し
SIMカードを抜き差しすることで、電波が改善することがあります。そもそもSIMカードとは、スマートフォンでインターネットや通話をするために必要なチップです。そのため、SIMカードが正しく認識されていないと、通信が不安定になったり、まったく通信できなくなったりします。
SIMカードを抜き差しする場合は、初めにスマートフォンの電源を切り、SIMカードをSIMトレイから抜いて、もう一度SIMカードをSIMトレイにセットし、電源を入れてみてください。
なお、最新のiPhone 17シリーズのように物理SIMカードのスロットが廃止されたモデルやeSIMを利用している場合は、物理的な抜き差しができないため、他の対処法を試しましょう。
機内モードの確認
次に、機内モードがオンになっていないかを確認しましょう。機内モードとは、インターネットや電話などの通信を完全にオフにできる機能です。そのため、オンになっているとモバイル通信やWi-Fiが使えなくなります。
機内モードが起動していない場合でも、一度オンにして数秒後にオフに戻す「機内モードの切り替え」も、電波をつかみ直すのに効果的なので試してみましょう。
ネットワーク設定のリセット
スマートフォンに保存されている通信設定が不具合を起こしている場合は、ネットワーク設定をリセットすることで改善する可能性があります。Wi-Fiを使っている場合には、Wi-Fi情報のリセットが有効です。
スマートフォンに登録されている自宅のWi-Fi情報をリセットして、もう一度Wi-Fi情報を設定し直してみてください。
最新のOSにアップデート
古いOSのままスマートフォンを使い続けている場合は、通信関連の不具合が解消されないままになっているケースもあります。スマートフォンを最新のOSにアップデートすることで、改善する可能性があります。
長い間アップデートをしていないスマートフォンでは、アップデートに時間がかかることもあるため、十分に充電してから時間に余裕を持って実施しましょう。
SIMカードの交換
自分のスマートフォンだけ電波が悪い場合、SIMカードを交換することで状況が改善することがあります。スマートフォン本体と同じように、SIMカードも経年劣化や故障することがあるため、ずっと同じSIMカードを使い続けているのであれば、SIMカードが原因かもしれません。
SIMカードの交換費用は、1,000~3,000円程度が一般的ですが、通信事業者によっては劣化や故障の場合に無償交換できるケースもあります。ほかの方法を試しても改善しない場合は、通信事業者に問い合わせをして新しいSIMカードへ交換できるか確認してみましょう。
スマホの修理や買い替え
ここまでの方法を試しても改善しない場合は、スマートフォン本体の故障が考えられます。メーカーやキャリアに修理を依頼するか、利用年数が長い端末であれば買い替えを検討するのもひとつの解決策です。
家族全員のスマホの電波が悪いときに有効な対処法
自分だけでなく家族全員のスマートフォンの通信が不安定な場合は、個人の端末ではなく「家庭の通信環境」に原因がある可能性が高いでしょう。その場合は、ここから紹介する対処法を試すことで改善が期待できます。
固定回線の導入
モバイル回線だけに頼っていると、時間帯や地域の混雑状況によって速度低下が起こりやすくなります。安定したインターネット環境を整えるためには、光回線などの固定回線を導入するのがおすすめです。
固定回線を契約すれば、Wi-Fi経由で家族全員が安定した通信を利用でき、動画視聴やリモートワークも快適に行えます。
ルーターの再起動
ルーターは長時間稼働し続けるため、ルーター内部に負荷がたまり、Wi-Fi経由での通信速度が低下することがあります。
家族全員のスマートフォンがつながりにくい場合は、まずルーターの電源を一度切り、数分待ってから再起動してみましょう。シンプルですが、これだけで改善するケースも少なくありません。
ルーター設置場所の見直し
ルーターの設置場所によっては、Wi-Fiの電波が部屋まで十分に届かないことがあります。特に壁や家具が多い場所、床に近い位置、電子レンジやコードレス電話の近くは、電波干渉の原因になりやすいため避けるべきです。
家全体に電波が届くよう、できるだけ家の中心部で、高めの位置に設置すると効果的です。
メッシュWi-Fiの導入
広い間取りや二階建て以上の住宅では、通常のルーターだけでは電波が届きにくいエリアが生じてしまいます。その場合は、複数のアクセスポイントで家全体をカバーできる「メッシュWi-Fi」を導入すると効果的です。
どの部屋にいても強い電波を受けられるため、家族全員が同時に快適なインターネットを利用できます。
ベイコムのメッシュWi-Fiなら、電波が弱くなりがちな部屋の隅や上階までしっかり対応。設定も手軽で、移動時も自動で最適な接続先に切り替わるため、安定した通信環境を維持できます。
まとめ
家でスマートフォンの電波が悪い場合、その原因は「家族全員がつながりにくいのか」「自分だけ通信が不安定なのか」によって異なります。
家族全員であれば固定回線やルーターの改善が効果的であり、自分だけの場合は端末の設定やSIMカードの確認などが必要です。
まずはルーターの再起動や設置場所の見直しといった簡単な方法から試し、それでも改善しない場合は光回線の導入やメッシュWi-Fiの設置を検討するとよいでしょう。原因を切り分けながら適切に対処すれば、家でも安定した通信環境を整えることができます。
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